適正な決算書とは何か?を書く前に、大事なお話をしたいと思います。
それは、金融機関が決算書を見る目的は何か?ということです。
金融機関が決算書を見る目的は、
「あなたの会社がお金を返してくれるか」
を見極めること。
それだけです。
銀行は、あなたの会社の決算書を見ることで、
あなたの会社の返済能力をはかろうとしているのです。
ですから、あなたの会社の返済能力が、決算書から判断がつかない場合には、
お金を貸してくれません。
例えば、業績を良く見せようとして、不自然な決算書を作ってしまった場合を
考えてみましょう。
まともに決算書を作ると、赤字になってしまう。
でも、これでは、銀行はお金を貸してくれない、という噂を良く聞く。
だから、利益が出ていると見せかけるために、
本来計上すべき減価償却費を全く計上せず、決算書を作った。
こういう決算書を見ると、銀行はどう思うでしょうか?
「本当は、減価償却費を上げていないといけないのに、計上がない。
ということは、この決算書は、会社の実態を表していないのではないか?
きっと、他にも、変な処理をしているに違いない。
会社の真の状況がわからなければ、返済能力が全くわからないので、
お金は貸せない・・」
こう考えても不思議ではありません。
このように、不自然な銀行対策をした決算書を作ってしまったばかりに、
お金を借りられなってしまう、ということが起きてしまうのです。



