無申告のまま税務署員が会社・自宅に来てしまった場合の対応(1)

Q.申告していない年が複数あり、何とかしようと思いつつ、ズルズルと無申告のままになっています。
先日、会社(又は社長の自宅)に税務職員が訪ねてきました。
税務調査になるのでしょうか?
どの位の税金が徴収されるのか、心配で夜も寝られません。

A.おそらく、税務調査に移行すると思われます。

無申告を続けていると、突然、税務職員が訪ねてくる場合があります。
通常、無申告の場合、最初はハガキや電話なので催促があります。

ただ、本店が移転、法務局の登記を変更していない、単に引っ越していて、当初税務署が把握していた住所や連絡先ではハガキや電話での連絡が出来なくなっている場合が多いと思います。

その場合でも、代表者の名前や住民票を照会したり、ホームページから目星を付けてきます。
会社に来た場合、いきなり調査になることは通常ありませんので、税務署員の話を聞いて税務署側の要望を聞いておいてください。

その後、互いに日程調整の上、実地調査になると思われます。
この時点で、慌てて、当事務所に御連絡頂く場合が多いです。
調査まで日数があれば、お打合せをさせて頂き、現状を把握した上で立会は可能です。
ただ、何も資料がない状態では主張する材料がありませんので、出来る限りの資料を準備し、今後の調査に対して税理士と一緒に、真摯に対応、協力する意向を調査官に伝えることからスタートするのが良いと思います。

年に何回か、明日調査だけど立ち会ってくれないかという直前の依頼がありますが、直前では何もできずお役に立てませんので、早めにご依頼ください。

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